タイの大学ランキング100～入学・卒業は何月？義務教育は？大学進学率は？取得できる学位は？～

【タイの基礎情報】
・人口：6,593 万人（2010年・タイ国勢調査）
・面積：51.4万平方キロメートル（日本の約1.4倍）
・政治体制：立憲君主制
・言語：タイ語
・1人当たり国内総生産（GDP）：5,878 ドル（2015 年，NESDB）
・首都：バンコク
・通貨単位：バーツ

１．タイの学校体系、入学年度は？学年暦は5月〜翌2月

タイの学校では、5月に入学し、翌2月に卒業をする学年暦をとっています。

就学前教育　3歳～5歳　在籍率54%（2013年）

就学前の教育は、3〜5歳の幼児を対象に、幼稚園・初等学校付設就学前学級、保育学校医などで行われる。

義務教育　6歳~15歳

義務教育は、6 〜 15歳の9年間です。

初等教育（小学校に相当）6年間　在籍率98%（2013年）

初等教育は、6歳入学で6年間、初等学校で行われます。初等学校の修了者には、初等教育修了証が付与されます。

中等教育（中学や高校に相当）前期3年・後期3年　在籍率86%（2013年）

前期中等教育は3年間で、前期中等学校で行われます。前期中等学校の修了者には、前期中等教育修了証が付与されます。

後期中等教育は3年間で、普通教育を行う後期中等学校又は職業教育を行う後期中等職業学校で行われます。後期中等学校の修了者には、中等教育修了証が付与される。また、後期中等職業学校の修了者には、職業教育修了証が付与されます。

高等教育（大学など）在籍率51%（2013年）

高等教育は、大学とカレッジなどで行われます。入学資格は、中等教育修了証や職業教育修了証の取得者に認められ、入学に際しては選抜が行われます。

大学やカレッジには、2〜3年の準学士課程、分野により4〜6年の学士課程が置かれ、修了者にはそれぞれ準学士、学士の学位が授与されます。また、学士取得者を対象に2年の修士課程、修士取得者を対象に2〜5年の博士課程が置かれており、修了者にはそれぞれ修士・博士の学位が授与されます。

そのほか、学士取得者を対象とする1年の課程が置かれており、修了者には学卒ディプロマが付与されます。

職業教育分野では、カレッジや職業教育機関に職業教育修了証取得者を対象とする 2 年の課程が置かれており、修了者には技術教育ディプロマや職業教育ディプロマが付与されます。さらに、これらのディプロマ取得者を対象とする2 年課程を修了すると、上級技術教育ディプロマが付与されます。

学校系統図（年齢や学年を確認できる図）

２．タイの学校を卒業して得られる学位と資格

タイの学校を卒業して得られる学位と資格は下記です。

３．タイの大学進学率は51％（2013年）、日本58.1％（2019年）

タイの進学率・大学在籍率は2013年の調査で51%（男性：44%・女性59%）です。

４．タイの教育行政

タイの教育行政は、教育省が置かれ、初等中等教育や高等教育など、教育全般に関する政策立案や基準の制定、監督を行っています。また、内務省は、首都バンコク市の初等教育を監督しています。

地方には、地方教育区事務所が置かれています。全国は185の地方教育区に分けられており、それぞれに地方教育区事務所が設置され、当該地域の初等中等学校の指導・監督を行っています。また、ごく少数ですが、地方自治体が初等中等学校を指導・監督している地方もあります。

５．タイの大学ランキング　３つのランキングサイトより

タイにおける大学ランキングをご紹介いたします。3つのランキングサイトから引用・抜粋をしてランキングを作成していますが、それぞれ指標が異なります。日本の「偏差値」による、ランキングではありませんのでご注意ください。

Asia University Rankings 2020 | Times Higher Education (THE)

（「教育力（学習環境）」「研究力（量、収入、評判）」「論文被引用数（研究の影響力）」「国際性（スタッフ、学生、研究）」「産業界からの収入（知識移転）」の5分野・13項目についてデータを収集し、総合力を評価、分析）