フィリピン大学ランキング100～入学・卒業は何月？義務教育は？大学進学率は？取得できる学位は？～

【フィリピンの基礎情報】
・人口：約 1億 98万人（2015年/フィリピン国勢調査）
・面積：299,404 平方キロメートル（日本の約8割）
・政治体制：立憲共和制
・言語：国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語、他80前後の言語
・1 人当たり国内総生産（GDP）2,858 米ドル（2015 年/IMF）
・首都：マニラ
・通貨単位・フィリピン・ペソ

１．フィリピンの学校体系、入学年度は？学年暦は6月〜翌年3月

フィリピンの学校では、3月に入学し、翌２月に卒業をする学年暦をとっています。義務教育は、6歳～15歳の9年間です。

就学前教育　3歳～5歳　（在籍率51%/2009年）

就学前の教育は、３〜5歳の幼児を対象に、幼稚園で行われます。在籍率は81%です。

義務教育　5歳～18歳　13年間

義務教育は、5〜18歳の 13年間です。

初等教育（小学校に相当）6年間　（在籍率117%/2013年）

初等教育は、6歳入学で6年間、初等学校で行われ、卒業者には初等学校卒業証書が授与されます。

中等教育（中学や高校に相当・前期4年・後期2年）（在籍率88%/2013年）

中等教育は前期と後期に分かれ、前期中等教育は4年間、前期中等学校で行われ、卒業者には前期中等学校卒業証書が授与されます。

後期中等教育は、2 年間、後期中等学校で行われ、卒業者には後期中等学校卒業証書が授与されます。

後期中等教育修了者を対象とした 1〜3年間の職業・技術教育は、中等後教育機関で行われ。修了者には、修了証やディプロマが授与されます。

高等教育（大学など）（在籍率36%/2014年）

高等教育は、大学、単科大学で行われます。高等教育機関には、準学士課程（2 〜 3 年）、学士課程（4 〜 6 年）、修士課程（2 〜 3 年）及び博士課程（3 年）が置かれています。

学校系統図（年齢や学年を確認できる図）

２．フィリピンの学校を卒業して得られる学位と資格

フィリピンの学校を卒業して得られる学位と資格は下記です。

３．フィリピンの大学進学率は36％（2014年）、日本58.1％（2019年）

フィリピンの進学率・大学在籍率は2014年の調査で95%（男性：31%・女性40%）です。

４．フィリピンの教育行政

フィリピンの教育行政は、教育省が置かれ、初等中等教育政策の立案・実施及び初等中等学校の監督を行っています。17の広域行政区レベル、198の州又は市レベルには、教育省の出先機関が置かれています。
高等教育については大統領府直属の独立した機関である高等教育委員会が所管しており、中等後教育機関については技術教育技能開発庁が所管しています。

５．フィリピンの大学ランキング100　３つのランキングサイトより

フィリピンにおける大学ランキングをご紹介いたします。3つのランキングサイトから引用・抜粋をしてランキングを作成していますが、それぞれ指標が異なります。日本の「偏差値」による、ランキングではありませんのでご注意ください。

Asia University Rankings 2020 | Times Higher Education (THE)

（「教育力（学習環境）」「研究力（量、収入、評判）」「論文被引用数（研究の影響力）」「国際性（スタッフ、学生、研究）」「産業界からの収入（知識移転）」の5分野・13項目についてデータを収集し、総合力を評価、分析）