ウクライナの大学ランキング～入学・卒業は何月？義務教育は？大学進学率は？取得できる学位は？～

【ウクライナの基礎情報】
・人口：4,159万人（クリミアを除く）（2021年：ウクライナ国家統計局）
・面積：60 万 3,700 平方キロメートル（日本の約1.6 倍）
・民族：ウクライナ人（77.8％）、ロシア人（17.3％）、ベラルーシ人（0.6％）、モルドバ人、クリミア・タタール人、ユダヤ人等（2001年国勢調査）
・政治体制：共和制
・宗教：ウクライナ正教及び東方カトリック教。その他、ローマ・カトリック教、イスラム教、ユダヤ教等
・言語：ウクライナ語（国家語）、その他ロシア語等
・国民総生産（GDP）：1,555億ドル（2020年：世銀）
・首都：キーウ
・通貨単位：フリヴニャ（UAH：hryvnia）

１．ウクライナの学校体系、入学年度は？9月〜翌年6月

ウクライナの学校では、学年暦を9月〜翌年6月と定められています。

就学前教育　3歳～5歳　在籍率83％（2013年）

就学前教育は、 3 〜 5 歳児を対象に保育所、幼稚園で行われます。

義務教育　6～15歳の9年または7歳～15歳の8年

義務教育は、6 〜 15 歳の 9 年（又は 7 〜 15 歳の 8 年）です。

初等教育（小学校に相当）４年間  在籍率104％（2014年）

初等教育は、通常6 歳又は 7 歳入学で4 年間、初等中等教育学校で行われます。（7 歳入学の場合は 3 年制で、週当たり授業時間数が 4 年制よりも多くなり8年になります。

中等教育（中学・高校に相当）５～9年＋２年　在籍率99％（2014年）

中等教育は前期と後期に分かれます。

前期中等教育は5 年間で、初等中等教育学校の第 5 〜 9 学年で行われます。第 9 学年の終了時には全国共通試験が行われ、合格者には基礎中等教育修了証が授与され、修了と後期中等教育への進学が認められます。

後期中等教育は2 年間で、上級中等学校で行われます。上級中等学校の終了時には全国共通試験が行われ、合格者には上級中等教育修了証が授与、中等教育修了と高等教育機関入学試験の受験資格が認められます。

このほか、職業教育を行う機関として職業・技術学校（3 〜 4 年）があり、修了書は職業資格を授与されます。

高等教育（大学など）在籍率82%（2014年）

高等教育機関は、大学等（大学・アカデミー・インスティテュート・コンセルバトワール）、カレッジ、高等職業・技術学校で行われます。入学は、中等教育修了証を取得した後、各機関が行う入学試験に合格した者に認められます。

大学には、学士課程（4 〜 6 年）、修士課程（1 〜 2 年）、博士候補資格取得課程（3 年）、博士課程（博士候補資格取得後 3 年）が置かれている。カレッジには、学士課程（修業年限 3 〜4 年）が置かれています。高等職業・技術学校には、職業教育課程修了証（ジュニア・スペシャリスト）取得課程（修業年限 3 年）が置かれています。

学校系統図（年齢や学年を確認できる図）

２．ウクライナの学校を卒業して得られる学位と資格

ウクライナの学校を卒業して得られる学位と資格は下記です。

３.ウクライナの大学進学率は82％（2014年）、日本58.1％（2019年）

ウクライナの大学進学率・大学在籍率は2014年の調査で82%（男性：77%・女性88%）です。

４．ウクライナの教育行政

中央に置かれる教育・科学省が、教育政策の立案、教育法令の整備、教育課程基準の策定、教科書の編集･出版、国立学校（主に高等教育機関）の設置等を行っています。

５．ウクライナの大学ランキング　３つのランキングサイトより

ウクライナにおける大学ランキングをご紹介いたします。3つのランキングサイトから引用・抜粋をしてランキングを作成していますが、それぞれ指標が異なります。日本の「偏差値」による、ランキングではありませんのでご注意ください。

World University Rankings 2022

「教育力（学習環境）」「研究力（量、収入、評判）」「論文被引用数（研究の影響力）」「国際性（スタッフ、学生、研究）」「産業界からの収入（知識移転）」の5分野・13項目についてデータを収集し、総合力を評価、分析。
※日本語表記はGoogleの自動翻訳の為、表記が若干違う可能性があります。

QS World University Rankings（英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ）2022年

（学術的評価・雇用主の評価・論文引用数・H指数より評価、分析）※日本語表記はGoogleの自動翻訳の為、表記が若干違う可能性があります。